ごあいさつ
「自分史」という言葉は、歴史家の色川大吉が『ある昭和史-自分史の試み』(中央公論社、1975年)で使ったのが最初であるとも言われています。
人間の歴史は有史以来、国家を統治した権力者の歴史として語られることが多いですが、世の中は名もなきごく普通の人々の人生の集合であり、その積み重なりが人間の歴史であるともいえるでしょう。
しかし、そうした個々の人々の歴史は、大部分、語られることも書き記されることもなく、周囲の人々の記憶にのみ残され、それもやがて消えていく運命にありました。一方で、情報社会の現在、多くの人々が自分史を目に見えるかたちで残すようになりました。
愛知県春日井市の文化フォーラム春日井には「日本自分史センター」があり、全国から寄贈された約8千タイトルの自分史が所蔵されています。お望みでしたら、あなたの自分史をここに寄贈することもできます。あなたの自分史が多くの自分史らとともに、文字通り歴史の一部を構成することになるのです。
もちろん、自分史は自分の歩んだ人生を、大切な自分のご家族や友人たちに遺すことを第一の目的として書かれるものでしょう。近年、先祖代々、または自分の親の「墓じまい」をする人が増え、自身の墓も共同墓地に納骨して永代供養してもらったり、海や山へ散骨したり、遺骨の一部を遺族がアクセサリーにして所有するケース等も増えてきています。
従来は個々人の生きた証は墓碑にのみ残されるものでしたが、最近は自分史を書き残すことによって、その人の個性を死後へ伝え残す人が増えてきたのだともいえるでしょう。
さあ、あなたもあなただけの自分史を遺しませんか? 自分史・記念誌出版会はあなたを全力でサポートいたします。
自分史・記念誌出版会/代表
杉村雄次
自分史とは?
自分史・記念誌出版会はあなたの自分史づくりをお手伝いします。
・あなたの大切な人に、あなたの記憶と記録を遺しませんか?
私たち人類に700万年の歴史があるように、私たちひとりひとりにも人それぞれの歴史があります。人類全体の歴史は「人類史」と呼び、私たちひとりひとりの歴史を「自分史(個人史)」と呼びます。世界にたったひとつしかないあなたの歴史(記憶と記録)を、あなたの大切な人々に目に見えるかたちで遺しませんか?
自分史・記念誌出版会は、かけがえのないあなたの歴史=人生の歩みを、「自分史」というかたちにするためにお手伝いいたします。
・誰にでもつくることのできるあなた自身の「自分史」
あなたにはあなただけの人生があり、それはあなたのなかに「記憶」として刻まれています。その記憶を文字として残すのが「自分史」づくりです。ですから、誰にでも自分史をつくることができるのです。
「私には文才がないから」、「幼少期からの記憶を書き起こすことなど無理」と、自分史づくりをあきらめていませんか? 自分史・記念誌出版会にお任せください。世界にひとつしかないあなたの自分史を、あなたの望むかたちでおつくりします。
・有名文学賞受賞作家があなたの自分史づくりをお手伝い
自分史づくりを自費出版のひとつの形態として取り扱っている会社は多数存在します。そうした会社のなかには、ご自身で書かれた原稿を編集して本にしたり、原稿を大幅に手直し(リライト)して本にすることをお手伝いする場合もあれば、ご本人へのインタビューをもとに、プロのブックライターが代筆するケースもあります。
自分史・記念誌出版会はあなたご自身や、場合によってはあなたに近しい方々へのインタビューを通して、有名文学賞受賞歴のあるプロの作家があなたに代わって原稿を書き、納得のいく本をおつくりします。
そして、自分史・記念誌出版会の最大の特徴は、自伝風、小説風、ルポルタージュ風等々、あなたのお望みのかたちであなたの自分史をおつくりすることです。フィクション、ノンフィクションを問わず、様々なジャンルの本を書いてきた作家だからこそできることです。
自分史づくりで選べる4つのタイプ
■独自のスタイルで、あなたの歴史を綴ろう
・自伝風(スタンダード)
「私は昭和39年(1964)7月7日、七夕の日の朝に、東京都三鷹市下連雀で生まれた。父・康平は大手電機メーカーに勤めるサラリーマン、母・七重は専業主婦、ふたりの間に生まれた最初の子どもであった。」
・小説風
「佐々木康平はその日、いつも通りに出社し、朝礼での部長の退屈な言葉を上の空で聞いていた。出社直前、七重が前夜に入院した風間産婦人科から電話が入り、彼女が元気な男の子を出産したと聞かされた。すぐにでも行って子どもの顔を見、妻を労いたいと思ったが、あいにく今日は朝からぎっしり予定が詰まっていた。」
・ルポルタージュ風
「佐々木真一がこの世に生を享けたのは、東京オリンピックが開催された1964年(昭和39)の7月7日だった。五輪に合わせて東海道新幹線も開通し、世の中は空前の高度経済成長で活気に溢れていた。生家は東京都三鷹市下連雀の閑静な住宅街で、近くには森鴎外と太宰治の墓で有名な禅林寺があった。」
・スポットライト法
自分史は誕生から現在までの半生を通史的に記述するのが普通ですが、とくに思い出の深い、自分の人生にとって決定的となったある出来事や時期等にスポットライトを当てて記述する方法もあります。この場合、通史的な記述も含めつつ、スポットライトを当てた部分により多くの枚数を割くこともできますが、スポットライトを当てた部分だけを記述することも可能です。
例:
・甲子園出場に賭けた高校生活
・フィギュアスケートに燃えた10年間
・起業に失敗するも再起して今の会社の基礎を築く
・妻(夫)との出会いとその後の50年
・お城巡りが変えた私の人生観
・ピアノ教室30年、出会った人々
・定年後の私のハッピーライフ
もちろんこの場合も、上記のような様々な作風に仕上げることが可能です。
自分史づくりのプロセス
①打ち合わせ
最初にご本人やご家族の方と綿密な打ち合わせをし、本の具体的で詳しい内容、本の体裁(ページ数(分量)、写真の有無、表紙、発行部数等々)、制作費用、作業日程などをご相談させていただき、ご納得のいくかたちで作業を進めさせていただきます。
②インタビュー
本の分量により、1~数回に分けて1~2時間ずつご本人、場合によってはご家族等にインタビューさせていただきます。
③作家による執筆作業
インタビューを中心に得られた情報をもとに、作家があなたのお望みのかたちでストーリーを執筆いたします。
最初の5%~10%程度書いた時点で一度読んでいただき、お望みのかたちにできているか確認し、また、ご意見をおうかがいして参考にさせていただきます。
そして、できあがった原稿(初稿、分割可能)に目を通していただき、訂正・加筆・削除等のご要望をおうかがいいたします。
修正後の原稿(第2稿)をチェックしていただき、OKをいただくまで最大4回(第4稿)まで修正作業が可能です。
④印刷
できあがった原稿は印刷屋さんに入稿します。そして、できあがった最初の校正刷り(初校)をチェックしていただきます。チェックしていただいた直しは私どもの校正作業に忠実に反映いたします。
また、表紙やカバー等の見本もチェックしていただきます。
⑤納品
できあがった本を注文部数分、納品させていただきます。
以上、①から⑤まで、通常、6ヵ月~1年ほどのお時間をいただきます。
費用
・インタビュー
1時間1万円
その他、交通費、宿泊費(必要時)実費請求
・原稿料
自伝風(スタンダード):6,000円/400字
ルポルタージュ風:8,000円/400字
小説風:10,000円/400字
・印刷代(参考価格、2024年7月現在)
50ページ 10部:17万円 同50部:31万円 同100部以上:42万円~
100ページ10部:21万円 同50部:37万円 同100部以上:48万円~
150ページ10部:25万円 同50部:45万円 同100部以上:56万円~
200ページ10部:30万円 同50部:49万円 同100部以上:63万円~
250ページ10部:34万円 同50部:55万円 同100部以上:73万円~
300ページ10部:38万円 同50部:63万円 同100部以上:80万円~
400ページ10部:48万円 同50部:78万円 同100部以上:100万円~
500ページ10部:58万円 同50部:94万円 同100部以上:124万円~
*自分史・記念誌出版会によるレイアウト、校正・校閲等の諸作業を含みます。
*100部まではオンデマンド印刷、100部以上はオフセット印刷の場合(100部未満もオフセット印刷が可能ですが、料金は少部数になるほど単価が大幅に増えます。)
*四六判・B6判、ソフトカバーの場合
*本の仕様(判型、表紙の仕様、カバーの有無、紙質、写真や図表の有無等々)により費用は異なります。
*社史や周年誌の制作代行の場合も上記をご参照ください。